木造住宅の耐震
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大地震で家が倒壊する
3大原因とは
阪神・淡路大震災で多く見られた、木造2階建ての倒壊原因をまとめました。
1.「柱抜け」
筋交いが多い建物でも、土台と柱の接合部が弱いと、地震の揺れによって柱が引き抜かれ倒壊します。
2.「筋交いの不足」
筋交いや耐力壁が少ないと小さな地震でも建物が大きく揺れて倒壊します。
3.「筋交いのバランスが悪い」
筋交いのバランスが悪いと小さな地震でも建物が大きく偏って揺れて倒壊してします。
耐震工事には精密診断が必要
耐震工事をするには、一般診断ではなく精密診断が必要になります。
精密診断とは、国土交通相監修の「木造住宅の耐震診断と補強方法」に準拠した調査を行います。
評価方法は、平成16年7月に改訂された新しい耐震診断法の精密診断法1(保有耐力診断法)で行い、診断計算書は(財)日本建築防災協会で評価を取得した評価プログラム(P評価1‐W)HOUSE-DOCを使用しています。
調査箇所は、外部からの調査の他、床下、屋根裏からも調査します。
<主な調査内容>
基礎仕様、屋根・外壁の仕上げ材、床・壁の仕様、金物使用状況、筋交いのサイズ他
上記のような調査をすることなく、「重いから」「屋根の上を歩いたらよく揺れる」など惑わす業者もいますので注意してください。
耐震診断には3つの方法があります
精密診断法 (当社活用) |
一般診断法 | 誰でもできる 我が家の耐震診断 |
|
---|---|---|---|
診断者 | 【建築士向け】 高度な建築に関する知識、経験が必要であり建築士による診断法 |
【建築士および建築関係者向け】 建築に関し多くの知識や経験を有する建築関係者による診断法 |
【一般ユーザー向け】 自ら住まいの耐震性をチェックしたい場合の簡単な診断法 (財)日本建築防災協会のリンク |
耐震診断の助成金 | ◎ | × | × |
耐震工事の助成金 | ◎ | × | × |
当社の耐震診断は「耐震診断の助成金」を活用できます(市町村による)
社団法人 千葉県建築士会習志野支部に所属している
※「打ち合わせ」「調査」「診断」「報告書作成」「補強案作成」のすべてを笹木が行います。
二級建築士資格および二級建築士事務所の許可登録
※いくら「建築士」でも耐震診断を行うと「違反」になります。
「業務」として耐震診断をする場合、許可を受けて建築士事務所登録をしている事務所に所属する必要があります。
千葉県が開催する「既存建築物耐震診断・改修講習会」の過程を修了
※「建築士」限定の講習会です。
ほとんどの市町村では「修了」していないと「助成金申請」の対象外です。
当社所在地の習志野市は、上記の要件をすべて満たしていないと「習志野市木造住宅耐震診断士」登録ができません。
当社の笹木は、他の市でも「耐震診断士」登録をしておりますので、習志野市以外の方も、お気軽にご相談ください。
「精密診断」の一例をご紹介します
昭和46年築 重たい瓦のまま1階・2階の構造評点を1.0に耐震補強した実例
≪現状≫評点0.77(一番低い方向)
構造:在来工法、木造2階建
屋根:日本瓦(重い瓦)
外壁:モルタル
評点の数値が1.0未満の建物は、倒壊する可能性があります。
「現状の評点」は、ほとんど1.0未満となっています。
つまり、この評点を1.0以上にする補強工事が必要だと判断した各部位の耐震補強を行います。
≪耐震補強後≫評点1.02(一番低い方向)
耐震工事:
・金物補強(GDアンカー)5ヵ所
・専用アルミカバー5ヵ所
・壁補強(かべ大将)5ヵ所
リフォーム工事:
・クロス貼り替えなど
「軽い瓦」の家は1ヵ所の補強で「評点1.0以上」になる方もいます。
小予算で「耐震性UP」するには、「ピンポイントでの補強案」が必要です。
経験豊富な専門家がしっかりと「診断」をしないと「必要以上の補強」を行うことになります。
まずは、「ご相談」やあなたの現状を知る「耐震診断」をご利用くださいませ。
当社の耐震診断の流れ
「お客様」と「当社」の都合がいい日を決めます。
耐震診断士笹木がお客様の家に伺います。
わからないこと、不安なことなど相談できます。
ご紹介しましたように、「図面と同じか」「各状況」を調査します。
「現状」の診断書をお渡しいたします。(A4用紙で約20~30枚)
家の「強い所」「弱い所」がピンポイントで分かります。
「補強」が必要な場合、補強案もお伝えします。
※「補強」が必要と診断結果が出てしまった場合、
「家の現状が分かって良かった。大地震は来たら仕方ない、来ないことを願う」
「最近の新築と同じ位の強度の家にしたい」
「新築と同じとまでは言わないけど、弱い所は補強をしたい。金額にもよるけど」など
お客様のおっしゃることは様々です。
一番多いのが「小予算で、でも弱いところの耐震補強をしたい」ですね。
「小予算で耐震補強プラン」
はお任せください
お客様の診断結果に基づいて「少ない金額で」耐震補強のプラン作成もお任せください。
下記のような補強方法もございます。
- 押入れ内の弱いベニヤを「強い壁」にするだけで強度アップ
- クロスの貼り替え時にピンポイントで弱い壁を「強い壁」にするだけで強度アップ
- 金物補強が必要な柱には、壁を壊さず「緊結」できる特許商品で強度アップ
注意!
「無料耐震診断」をよく見かけます。
耐震診断はお客様の家への移動、打ち合わせ、調査、診断書作成など合計時間は24時間を超える場合もあります。
「無料」で行うには、「何かが違う」可能性があります。診断後の「商品販売」や「利益目的」のために行っている所もあります。
実際に、「必要のない場所」に「必要のない金物」をたくさん設置されている家を診断したこともあります。あの時…と後悔をしないためにもしっかりと見極めてください。
とにかく「耐震性をUP」する工事
「とくに瓦に愛着はない」「できる限り耐震をUPしたい」方向けプラン
「精密診断」に基づき、補強が必要な部位を強度アップします。
倒壊原因ごとの一例をご紹介します。
「柱抜け」防止接合部の強度アップ
壁の耐力を強くする、耐力壁のバランスをよくする
壁を壊さないで耐震補強が可能です
壁の耐力を強くする、耐力壁のバランスをよくする
大建工業「かべ大将」使用
「補強」が必要な壁をはがして「耐震パネル」を張り、最後にクロスを貼ります。
また、「耐震パネル」と一緒に「金物補強」します。
(天井・床を壊さないで耐震補強が可能です)
耐震診断の対象者について
建築時期
よく「昭和56年5月以前」と言われますが、阪神・淡路大震災の教訓で法改正された
「平成12年5月以前の建物」は、大震災で倒壊した基準の家なのです。
ですから、「昭和56年6月~平成12年5月の建物」も「古い耐震基準」なのです。
対象住宅
構造
在来軸組構法住宅、伝統的構法住宅、枠組壁工法住宅、1階部分が鉄筋コンクリート造または鉄骨造住宅の木造部分
階数
平屋建て、2階建て、3階建て
構法
新築時「棟梁にしっかり建ててもらった」「うちは太い柱を入れている」「筋交いはたくさん入っている」などお気持ちはよく分かります。
しかし、お寺や、昔ながらの立派な家も上記の「建築時期」に当てはまるなら
「古い耐震基準」です。
写真・図:グランデータ(株)
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